人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


碧眼 シルキー

[そう言われて意識を集中させてみれば。
おや、不思議。頭の隅に先刻ひとくちだけ「味見」をした兎の居場所をぼんやりと認識することが出来た]

……本当だわ、あの人の居場所が分かる。
ぼんやりだけれど。

[独り言のように呟いたその言葉を、眼前の男はどのように捉えただろう。

「あなたの血もすこし、分けて?」
そう言いかけた言葉は、"貧血"状態から脱したばかりの男を気遣って、発せられることはなかった。
彼が回復したらお願いしましょう。
そんなことを考えながら、少女は差し出された手を握った。

少女の足は軽やかに2(6x1)歩、ステップを踏む。*]

(41) 2015/02/01(Sun) 00:15:53

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