― 玄関ホール・伝言板前 ―
[民間人達もそれぞれの部屋に落ちついてきて、准尉の言葉>>12に相も変わらず堅苦しい返答を。
少尉の提案>>8を受けてか、伝言板に記された各人達の部屋名を暫し見つめて、口の中で小さく呟きつつ暗記していく。
自室は八重。隣から、寒咲-ユーリエ、青葉-少尉、……
同時に彼らの顔と、会話をした人物ならば内容や印象も頭に浮かべる。物事は関連付けて覚えておくと後で引き出しやすい。
――よし。記憶完了。
頷いた所でふわりと食堂からあの独特の香りが漂ってくれば>>#3
ぴくりと体が反応する。
そうです。
今日は金曜日、なのです。]
失礼します……
[直ぐそこの食堂の扉を開けば、幾人かの人の姿はあっただろうか。
上官達とは食事の時間はずらしておいた方がよいだろうか。
などと考えつつ、管理人の姿があればいただきます! とうきうき満面の笑みでお礼を告げる。冷蔵庫の中のトマトサラダには一瞬フリーズしてしまうが、作っていただいたものを残すのも悪いので飲み込むようにして胃に入れた。]