― 風龍峡・翡翠ヶ淵 ―[女性をじろじろ見るのはよろしくない、とは思いつつ、ついしげしげと見てしまい。結果、ある事に気づいた] (前にあった時より歳くってる……いやでも、そんなに前じゃ無くね?)[いつぞの出会いを思い返して思うのはそんな事。そこから考えられる可能性はなんだ、と思っていたら、海龍がきゃう、と鳴いた。曰く、『時流も歪んでるんじゃないか』と] いやそれ、シャレになんない……。[思わず落ちたのは、こんな呟き。それから、ふる、と首を横に振って気を取り直して]