……嫌ダよ。
僕ガ水が嫌いナのを知っテるダろウ?
僕ハ入らなイ。水は痛イんダ、"ドリィ様"の身体を洗ウ以外デ、触れたくなんテないナ。
[她ノ気遣い――ト言えるカは不明だガ――に、僕の返ス言葉は素っ気無イもノ。
她を風呂ニ入れル時にハ、手袋越しノ手でソの柔肌を洗ウナんテ、勿体無いニも程がアルかラ。ソれニそノ絹の肌を手袋デ傷つけテしまうカもしレナい。
だかラ痛みを堪エて、いつモ素手デ洗っテいるのだけレド。しカシそうデも無ク、しかモ水の中ニ入るダナんテ。考えるだデで寒気ガすル。
だけレど、噫。そんナ拗ねタようニ言われタら>>30、そのまマ跳ね除ケるノモ心が痛ムじゃあナいカ。
僕ハ、小さク美しイ女孩にハ優しイんダ。
だかラ一つノ条件でモ出しテみよウか、と口を開きカけレバ、腕の中ノ女神は既ニ僕を見てハおらズ。
むっトしたようニ視線の先を追エば、そこニハ警戒しタようニ僕達を睨ム女ノ姿>>27。]