[柔らかな笑みは翳りをみせることはなく、白いゆびさきは重いものを持ち上げたことすらもなく。そんな彼だからこそ、神に『選ばれて』神の住まう白い世界に呼び出され、ここに留まるようにと神に告げられれば、迷うこともなく頷いたのだ] ――神の御心のままに。[この地で力を持つ四人の兄弟神に引き合わされ、それぞれの神から特別な力を賜った。そして最後の兄弟神と出会う直前――白い世界は、一変した]