[首元。細い鎖を、外す。] ――――…………。[切っ先を手中に収め、遠い街並みを望み。思いを馳せるのは、この戦乱で失われるであろう命。何より。決して呼んでやる事の叶わぬ、血を分けた少年の……――――。]