[ 仲間たちから名を呼ばれ>>34>>36 ] 平気。[ 首を振る。 その感触でスカーフがずれていたことに気付き、 無事な左手で直した。 教会の癒し手によって、首の傷は「犠牲者」のものとは比較にならないほど修復されていうるが、 それでも、人はこれを見ると顔をしかめるのだと知っていたので。 ][ アデルが癒してくれるのだろうか。 ユーリエは少年の姿をした神子を見つめた。 馬を下りようか、このまま腕を差し出せばいいのか、と考えて。 ]