人狼物語−薔薇の下国

337 【五月病でも】第4回ちくわぶ部ネタ村企画【濃い餓死体】


素浪人 タクマ

この酒場には女神の頼まれ事で幾度と無く訪れている。
しかし、御存知の通り拙めは下戸でな。故に、いつも昼間に用件を済ませてそそくさと引き返すのだよ。

その日に限っては夕暮れ時、開店には少し早い時間でござった。
店からピアノの音がした。
音こそ優しく美しいが、何とも物悲しい調べでな。扉を開ける音で妨げになるのも申し訳無く、扉から漏れ聴いておった。

後日、それが鎮魂曲だと知った。
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(40) 2015/05/30(Sat) 04:54:24 (LivingWord)

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