[エレオノーレの元に箱を持って戻ってくると]ごめんなさいね。それでですね。エレオノーレに似合う花を、わたくしいっぱい考えましたが。やっぱりエレオノーレには、この花だと思いましてね。[箱からブーケを取り出して、エレオノーレの目の前で渡して微笑んだ。デルフィニウム―その周りに白い薔薇とブルースターが囲み、デルフィニウムの青をいっそう引き出させていた]