[ 風を纏い、立て続けに、繰り出すサーベルの連撃は、どれも致命傷には程遠いが、多少は、徹への負荷を減らす助けにはなったろうか ]『ウェル!気をつけて!』うわっ![ だが、さすがに相手も黙って斬りつけられるばかりではない。たかる蠅をはらうように、杖持たぬほうの腕で跳ね飛ばされ、世界樹の幹へと背を打ち付けることになった ]