− 河口の野営地・夜 (回想) −[友を殴りつけた拳に広がる熱。痛み。指を開いて、手を伸ばし、ベネディクトの背を抱き寄せた。] 俺のために、おまえが闇を抱えようとするのは、何の解決にもならない。 おまえは俺の半身にも等しいのだから。 おまえの傷は俺にも痛い。 おまえを粗末にすることは、俺への裏切りだぞ。 いいな。