人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


シェーンバルト王国王子 カレル

− 河口の野営地・夜 (回想) −

[友を殴りつけた拳に広がる熱。痛み。
指を開いて、手を伸ばし、ベネディクトの背を抱き寄せた。]


 俺のために、おまえが闇を抱えようとするのは、何の解決にもならない。 
 おまえは俺の半身にも等しいのだから。

 おまえの傷は俺にも痛い。
 おまえを粗末にすることは、俺への裏切りだぞ。
 いいな。
 

(40) 2014/09/20(Sat) 16:56:22

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