― 神殿最深部 ―貴方が辛党なのか甘党なのか分からなかったですし...力になれそうなら、良かったです。[ 謝るところじゃない、という、ヴェルナーに、肩を竦めてから、男は手にした紅い宝石のような菓子を狼の口元へと差し出す。口にすれば、その紅色が、野苺に由来することが判るだろう。騎竜は、というと、美味しい?美味しい?という様子で、クルクル鳴いていた。 ]