「あ、そうそう。占いに恋天使説か。ディークが話してたやつ。確かに恋天使は矢を放った存在が2人とも生き残れば勝ちだけども、その、残すために2人を擁護したりする必要はあるだろうからやっぱり潜伏する方が都合良さそうなんだけど、どう思う? それに、騙りに出てこないってあんのかねえ……? 天使だけ出てきてるとしたら随分綺麗に2−1になったと思うんだわ。真潰して自分の思うままに出来る、美味しい位置のはずだろう?」
[あと、ディークさんよ。…は少しむくれた様子で続けた。]
「エレオノーレは確かに対抗の白だ。でもそれ以前に、この村の人間さ。そして夜兎を探して欲しいって意見はたとえ狼とはいえ、乗ったって問題無いと思うのだよ。あと…………。人を信じてみようと思ったんだよ。それは、いけないことなのかい?」