人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


影の軍師 アレクシス

― クレメンス邸 ―

 おや、……もっと意外そうな顔をするかと思っていましたよ。

[>>36 アレクシスの予想と反して、銀糸の副官はどこか達観したような顔であった。それは副官としての表情ではなく、色々な歴史を辿ってきた者の、表情。]

 私が信じるのは―――……巫女姫、ただ御一人だけですよ。

[興味深そうにその戯言を聴きながら、幾分表情を緩める。今まさに諍いが起きているというのに、我ながら呑気なものである。]

 けれども多くのナミュールの民は。
 特に南方の方ではそれを望む者ばかりではありません。
 
 そして、その存在が脅かされているからこそ。
 こうして今、内戦が起ころうとしているのですよ。

[然し、と。言葉は区切り、]

 巫女姫がご存命であられるならば
 私は、――――……

(40) 2015/03/12(Thu) 21:41:22

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby