― 上空 ―[視線を向けていたのに気付かれたか、翡翠色の竜とその背の騎竜師が、こちらへ向かって来るのが見えた>>38。 近付いたことで騎竜の装備も目に入るが、鞍だけという身軽さだ。 えっどうやって乗ってる?と思わず騎竜師の全身をまじまじと見てしまう。 そこに彼から声を掛けられて>>39] あっ……そうです。[相手の身分やら所属はわからない。 が、なんとなく居住まいを正して]