[繰り出した突きは闇の塊を捉えて散らすものの。本来ならば零れ落ちるはずのもの――小粒の宝石を思わせる鍵の欠片が落ちる事はなく] …………うわ。 ダミー混ぜてるし……。[あー、これやっぱり、とか。そんな思いは意識にだけ落として。次の目標を定めるために周囲を見回した。**]