今から戻るというなら、それも止めはしない。もし本当に亡命を望むなら、或いは、スルジエを出て別の人生を歩みたいと望んでいるなら、共に来たまえ。リリ大使と共に、このラウド・レイ・クレメンスが、君の後見人となろう。君の本当の望みは、何だね?[正式な名乗りと共に、静かに問いを重ねる、その横で、若い従者達が、固唾を呑んで見守っていた*]