―回想:道―
[冷静に自分の服に視線をやるヨアヒム>>35には気づいていないのか、それともあえて気づかないふりをしているのか。
少なくともそれに反応を示す様子はなく。
ペーターは違う、と言われれば。
頷くも、少し悲しげな表情を浮かべて]
……わかった。
……おめえが人狼を慕う側の人間でも限り、そうなんだろうよ。
言いてえことは……分かるよな、ヨアヒム。
[もし解らないというならば「そういう視点も必要ってことさ」と告げて。
そして。誰に伝えるかについて、ヨアヒムが分かってくれたのを見て。
こちらは真剣に頷いて]
頼んだぜ。
……気をつけてな。
敵は人狼だけじゃねえかも知れねえからよ。
[昨日読んだ二冊目の本の内容を思い出しながらそう言って、林へ向かった]