[カーディガンの暖かさを堪能しつつ、甲板に留まっていた少女はそろそろ中に戻ろうかと思案する。そんな時、青年に話しかけられた>24]お兄さん、だーれ?私、ドロシー、よろしくね♪一人じゃないもん、うーちゃんと一緒だもん!お父様は……家でお留守番、かな?[青年に向かって、少女は手元のぬいぐるみを掲げる。そのぬいぐるみは静かに沈黙を保っていた。父親が今何をしているのか少女は知らない。もしかしたら、いなくなった少女を護衛達に必死に探させているのかもしれない]