[>>30自分の首根っこを掴まえる手を振り返る] あ、ありがと。[見えた幼なじみの姿に、明らかにほっとした顔になった。 彼は、兄弟のない少年にとって頼れる兄とも言える存在。 しっかりしろ、と胸を叩かれると少し眉を下げるのだけれど、] でも大丈夫。カーク一緒だもん。[勇者と呼ばれる存在も自分一人ではない、と。 自分の胸を手で押さえて、すぐに満面の笑みを向けるのだった]