[こうしている間にも島は徐々に近付き
船首へと目を向ければその姿もはっきり目視できる。]
顔色があまりかんばしくないようだね。
島に着いたら少し休もうか。
[自炊野営の訓練が既にプログラムに組み込まれていたが
セルウィンの体調を慮る言葉が零れる。
ふと視線が交わる>>34。
ゆるく、僅か楽しそうに目を細めた。]
接岸の際にはまた揺れるだろうから、
私につかまるといいよ。
[女性にするようにすっと手を差し出す。
軽口は軽くかわされ本気にされることはないと知れど
数ヶ月経とうとも止める素振りなく続く。*]