人狼物語−薔薇の下国

124 【TMMI】バベルの大図書館


翻訳者 ドロシー

―仮想現実のその後で・活動限界?―

[いつものように第二閲覧室へ行く途中の廊下。
軽い音を立て、ぱたりと前のめりに倒れた。]

…あ。

[腕に抱えている桜色のぬいぐるみをぎゅっと抱えたまま。ぴくりとも動けない。
ポシェットの中にある「ねむりひめ」の物語を思い出す。]

このまま…死ぬのかな。

[監視者兼図書館館長は、活動停止後の処遇が他の者と異なる。
星の夢へ送られることはなく。
図書館地下へ密やかに造られた『地下墓地(カタコンベ)』へと『埋葬』されるのだ。
そこには無数の歴代館長達だった『死体』が棺に入れられ並べられている。]

…逢いたい。

[思い浮かべる人はひとりだけ。でもきっと、逢いに来てくれはしないだろう。]

(39) 2014/01/28(Tue) 20:45:31 (bluesheep)

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