処遇に付いては。 ……司令官との相談になりそうだな。[この間捕えた白の戦士も、あの後身分云々で扱いに随分揉めたらしい。「内密に、かつ迅速に」と前置いた早馬を飛ばしたが、捕虜交渉の折にも指針は纏まるまい。尤も。戦場の一角、馬が駆けてきた場所のほど近くに、竜のブレスの余波で焼け焦げた草の残る地面を見れば。何が起きたかは、心当りがある者には見当も付いたのだろうが*]