[そっとローレルに寄り添われて>>26、軍人は相好を崩した]ローレル殿……。[顔色の悪い自分を気遣って。なんと気立ての良い子なのだろう。こんな良い子があんな奇声を発するはずもない。きっと何かの聞き間違いだったのだろう。そう納得して]いえ、大丈夫であります。もう寒気はおさま――ひぎゃああああああああああ。[再び聞こえた奇声に、素っ頓狂な声を上げて]ど、どこだ! くそ、覚悟をするであります!![空中の目に見えない怪物(?)に向かって、小銃を抜いた]