人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ ……テオドールは剣を抜いた。
 今のテオドールには、これから死にゆく者を敬う心などない。
 だから、それを告げたのは、魔女の動揺を誘う為だった。 ]

 俺が知る未来で、キアラは偉大な魔法使いだった。
 彼女の母は、不思議なほど長く生きたが、彼女が卒業し無事騎士団に所属するのを見届けると、
 急に年老いるようにして、満足そうに死んだのだと聞いた事がある。

[ この時間軸において、運命の変わらぬ者、変わった者の境がどこにあるのか、
 テオドールにもはっきりとは分からない。 ]

(39) 2014/04/02(Wed) 02:13:57

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