― 地下4階 ―
ちょっと、今僕の事バカにした?
僕を人型にもなれない下級魔族と一緒にしないでくれないかな。
それから、鳥。じゃなくて、エレオノーレ。
ちゃんと名前があるんだ、覚えておいて。
ちょっと僕より力があるからって甘く見てると痛い目見るよ。
[覚醒したバルタザール>>35に再会するなり、エレオノーレは腕組みをして見上げながら捲くし立てる。
どうやら彼の癇に障ったようだ。
それからセルウィンに準備を促されると、やれやれと組んでいた腕をほどく。]
…わかってるよ。
あーあ、めんどくさいなぁ。
ま、でももうパーティの仕込みはしてあるんだけどね。
[くすくす、笑う紫の瞳が妖しく光った。]