君も、随分と紅色の似合う姿になったものだな。[髪と比較されるよう差し出された赤黒い液体の中へ指を差し入れ紅を差すよう、ソマリの下唇へ筋を描こうとする。噴き出すカシムの血をワインへ混ぜて飲むという狂った行為。ソマリへ、自己と同じ匂いを感じたのは今が初めてではなかった気がした。] さあな。 髪から得る血の味など、旨くはなさそうだが。[肩を竦ませ、口角を*引き上げた*]