[冷たい音と匂いで目を覚ます。
嬉しくない空模様に気もそぞろ、彼女は黒判定を怪訝そうに見た。彼女の感想は残念ながら>>8に近かった。マーティン狂人として黒を出せるところなのだろうか。
ローズマリーは申し訳ないが吊る、でなければ統一にした意味はない、そう彼女は思う。狼なら狩回避するかもしれないが、それならそれで見やすくなるに違いない。
彼女はユーリエの気持ちもわかった。彼女の心配は、ローズマリーを吊ってコンスタンツェが死んでいることである。その事態だけは避けたい、それ故にレト吊りに流れそうになる。
ただ、彼女はそうやって灰吊りに流れた結果、上手くいかなかった過去を知っている。黒を出されたローズマリーに輝くところも見出せていない。
軽い頭痛に悩まされながら、彼女は調香の仕事場に向かうため、身を起こすのであった。]