[チャールズは工房から予備の戦槌を持って来て渡してくれた。飾り気なく実用的で、旧知のもののように手になじむそれは作り手の資質を反映しているかに感じられた。] ありがとう、この手で必ず貴殿にお返ししよう。[工房の中を失礼でない程度に見回し、いくつかの品に思うところはあったけれど、今は口にせずにおく。過去がどうであれ、チャールズはここに根付いている、と感じられる工房だった。]