人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― 集会から三日目の朝・温泉宿 ―

[シュビトには、市民に紛れた男の私兵数名と、普段から繫ぎを取っている取引相手がまだ残っている。彼等から、クロード・ジェフロイ率いる学徒と市民達、そして巫女姫や騎士団の動きも、随時鳩による連絡が届いてはいたが、なにぶん既に距離が離れている、今現在、状況が変化しているのかどうかは判らなかった。

或いは、その頃には、学徒達は既に、街から姿を消していたかもしれない]

サシャ・ヘイズナイト。

[やがて、どうにか船の手配がつき、港へ向けて宿を立つ直前に、男はサシャの名を呼んで、その長身を見上げた。
彼女の出自や、軍部での扱い>>1:510なども、すでに報告が届き、その内容は約束通りカナンにも手渡されている]

私たちはこれから、私の所領、オプティモに向かう。
君はどうする?

[アレクシス・ユエに…王府に居場所と同行者がほぼ知れてしまった以上、彼女に正体を知られても支障はない。同時に、彼女がもし、主にカナン達の動向を探るよう命じられて来たのだとすれば、ここまでを知れば、用は済んだも同然の筈だった]

(39) 2015/03/10(Tue) 21:20:16

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