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[イェンスの話ぶり>>30>>31はいつものように最低限なのに、充分すぎるほど息が苦しくなった。
出会ったばかりの頃イェンスが年より小さく見えた気がしたのは、その事件のせいなのだろうか。
両親が人狼と人間の手にかかった下りで肩が揺れる。
本当に人狼がいれば我が身にも起こりうる事態に血の気が引いた。ここにいる誰も、そんなことするはずないのに。
口を閉じた彼に何か言葉をかけるべきだろうか、と思ったけれど、アルビンやオクタヴィアのように具体的に今後について詰めたりオズワルドがしてくれたような優しい言動をするには自分の未熟さが胸に刺さるから、俯いて、ぶっきらぼうにイェンスの袖を引いた]