[以前。
ダンジョンの宝箱からバニースーツを手にいれたことがある。
またパーティにいたそのとき、面白半分で来てみろと仲間に言われ渋々きたのだ。まさかそれが呪われているなど思いもよらずに。
結果、妙に魔物から集中攻撃され、衣装と攻撃で落ち着いて魔法を唱えることもできず、散々なものとなった。
街についたらついたで様々な視線が集まる。
それらの視線が主にすかすかな胸元に集まっているように感じてならず、屈辱以外のなにものでもなかった。
真っ先に教会にいき神父に解呪してもらったはいいものの、脱げれば当然裸。
すぐに近くにいた女性の仲間にマントで覆ってもらったけれど。
目の前にいた神父には太股の内側、足の根本辺りにある大きめの傷痕が見えたかもしれない。
赤くなる神父にはお礼もそこそこに立ち去って、以後気まずさもあって教会には行っていない……。]**