[遠慮なくとどめを刺すように喉元を長柄の棒で突き下ろしてしまってから、少年へと振り返った。] これは、助けてしまった。といえるんだろうな。[目覚めが悪くなるのと、後の手間暇を考えてどちらが天秤にかかるか。なんてことをぼやいてしまったのは反射的なものだ。内心のため息を表にはださないのは中途半端に大人だからだろう*]