[自由気ままな道化師に、野性をも抑える忠誠を持った魔獣。
傍を任せている二者すら真逆な性質であるのも、魔王の懐の深さの表れか。
見目しか魔にそぐわぬ私のことも排する事無く、好きにさせてもらえているのも。
それは魔王自身が絶対的存在であることを違わず知っているからこそだろうか]
…御領主を案じる程、不心得者ではありませんよ。
ですが、そうですね。
少なくとも、此処まで誰も欠くこと無く辿り着いたのですから。
御領主を楽しませるに足る者達ではあるのでしょう。
[>>30主から向けられた声に、柔らかな笑みを返し]