――生徒会室――
[窓辺に座り、外を眺めながら優雅にティーカップを口元へと運ぶ男が一人。
ロストルム・フェーダ国立シュヴァルベ共同記念軍学校の現在の生徒会長、リエヴル・フェルセンはのんびりと窓の外の景色を眺めていた。]
兎と戯れながらお勉強、か。
ご苦労なことだ……。
[兎を抱き寄せる生徒の姿>>29を目にすれば、目を細めて笑う。
自身はといえば、勉強など改まってするつもりはさらさらない。
天才肌といえば聞こえはいいが。
この男、酷い自信家である。
もっとも、そうでありながら今までさしたる挫折も味合わずに来ているのは、やはりそれなりに能力があるのかもしれないが。]