[見上げた彼>>37から、落とされる言葉に、滑らない、と言い返そうとしたものの、彼が最後に何かを言い淀んだような気がして、口を噤んだ。]………分かった。[ダメ、と言われると素直に頷く。ほんの少し唇を尖らせたまま。コーヒーを二つのカップに注げば、テーブルに並べ、トーストとスクランブルエッグという簡単な朝食を並べる。はたと先程の言葉を思い出す。]手伝ってくれるの?お店の雪掻き。[コーヒーカップで暖を取りながら。食事が済めば、出掛けるために準備をしただろう。]