アルビン兄ちゃん、あんなに必死に一緒に生きてくれって言ってたのにさ……。[そんな幼馴染を残して、ひとり死に向かって行くなんて。ペーターには、彼が何を思って死を決意したのかなんて、到底理解できそうにもない。鼻を赤くして唇を噛み、こぼれ落ちそうになる涙を我慢した。そのまま、がばりと起き上がると、枕の横に置いた日記帳に手を伸ばす]