[ 黄昏の光の中、夢幻竜の仔が産まれ、竜達の祝福の声が重なる ]
...レトが聞いたら、見たがるだろうな。
[ ふと、先日逢ったばかりの騎竜師を思い出して「今度逢ったら自慢してやろう」と、笑みを浮かべる。
もっとも、ここが夢の中だというのなら、どこまでを覚えていられるかは謎だったが ]
レイディ、行こう。
[ やがて周囲の様子が落ち着いた頃を見計らい、傍らのファミーユに声をかけると、カナンとディーク、そしてヤクモとガートルードの居る方へと近付いていく。
礼を伝え、ファミーユが返したいという護りの短剣をディークに返すために* ]