― 門前 そして2人きり ―
[ひとしきり、イェンスの姿をしたものが、洗いざらいぶちまける時も。
そして、本物のイェンスがどうなったのかを話した時も。
戦闘機械と化したものの感情の機敏には触れないのか、その表情は全く動きはしなかった]
[イェンスのものとはとても思えない下種の笑い声>>21
ひとしきり収まった後に、口を開く]
話したいことは終了した模様。
駆動エネルギー以上なし。白兵戦に移る。
[光源冷却完了するまで、ヴェルナービームは再度使用できない。今もオーバーヒートした部分がもくもくと蒸気をあげていた]
[それ故の、白兵戦の選択。人間では有り得ない歯車の回転する音とともに、歩行せずに全身する。足の裏についてあるローラーが高速回転し、魔族との距離を詰め]
ニードルキック
[そして軸足も回転駆動し続ける機械にしかできぬかかと落し――だが、踵の腱からは超合金の刃が生え、脅威の切断攻撃を見舞った]