― 上空 ―[逃した欠片を見送っていた嵐龍が、るー、と鳴く。どした、とその視線を辿れば、先ほど見かけた騎竜師がこちらに気づいたようだった。>>36] ん、ああ。 大丈夫だ、過干渉はしねぇよ。[軽い口調で呟く。ほんとにー、と言いたげにるるぅと鳴く嵐龍に苦笑しつつそちらへと向かい]