では、改めていきますよ。[ しばしのティーブレイクの後、仕切り直しとばかりにピンポン玉を弾く。白い玉は今度は過たず卓上に落ち、カツンカツンと暫くはラリーが続いた ]やはり...筋がいいですね![ 瞬く間にコツを呑み込んだ様子のアレクトールに、幾度か翻弄されて、その運動能力に舌を巻く。この人が上に立っているのでは、旗下の兵は気を抜けまい ]とりゃっ![ そんな感想を抱きつつ、どこかおっさん臭いかけ声と共に、幾度目かラケットを振り抜く...58 **]