―回想:15〜6年前、オルヴァル/敗北―[ゲオルグの眼差しが、今さっき刻んだ壁の文字《こころ》に注がれる>>1:544。] ――――… …、[不羈とは、オルヴァルの国歌>>1:541に記された此の国のかたちの有り様だ。小さい頃から幾度となく口ずさみ、慣れ親しんだ音色と歌詞は胸の奥を焦がすような炎を灯している。……。今も、尚。]