― 休息の一時/平原 ―[終局の直前、案じ声を掛けた先。 レトは一瞬にして陰気を打ち消し、双剣からは浄化の力が放たれる>>4。 そうしてあっという間に妖魔が消え行くのを感嘆の眼差しで見ていたが] こわい? ……そうかな。さっき話したけど、優しい人たちだったよ。[「こわい」の意味合いを知らぬが故に、やや的外れな言葉を返す。 放つ力の鮮烈さ苛烈さをそう評すもわからなくはないけれど、少年にとってはそれよりも純粋な憧憬の方が勝っていた]