>>31>>33 リヒャルト
確か町の教会に解呪のできる神父様がいたはずですね……
[呪いの類なら教会にいけばなんとかなるかもしれない。
部屋の扉から顔を覗かせ、周囲に人がいないことを確認してからささっと飛び出した。
ステッキを持つ手でスカートを伸ばすようにして裾を握る。
廊下で立ち話をしているらしい二人(>>16>>19)や部屋の前に立つ似た現象に見舞われている男性(>>35)には目もくれずに走り去る。というより、反応する余裕がないといった方が正しいだろうか。
そのまま階段をかけおり、美味しそうな香りが漂う酒場を抜けて教会へと向かっていった。
………朝のミサのために大量の人が教会に集まっているだろうことはすっかり忘れて。]