い、今まで働いてたんだし当然の休息ってやつだよ。
[かくも女性というものは時に笑顔で
恐怖を与えることが出来るのだから恐ろしい生き物だと思う。
カークへは軽口が叩けても、この新人乗員には無理だ。
出会ったばかりの頃はそうは思わなかったものだが、
今となってはダーフィトはひしひしと思うばかりだった。
裏メニューについては、首肯の代わりに
こくこくと頷いて了解の意を示しただろう。
断れる空気でも雰囲気でも相手の顔でもなかった。
その後、レストランへ行った際。
ポリッジのついでに裏メニューの打診もしたのは
確りとこの時のことを覚えていたからだったが
まさか、更に後に非常事態が起こるなどとは思っていなかった。*]