人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


司祭 ルートヴィヒ

[昼過ぎ、ちょっとのパンを齧った後、ルートは薔薇園に向かった。玄関口で頬杖をついて眠る彼>>27に毛布をかけて、耳元で]

寝るならベットにしとき、な?

[と言ったが、果たして聞こえているかどうか。]

[主がいて、きっちりと世話をされている薔薇の木は、しっかりと根を張って、日光できらきらと輝いていた。いくらか嵐で枝が折れてしまったものもあったが。

ルートヴィヒは、薔薇を最も美しく見せるための剪定の知識はもっていないので、ただ枯れた枝を取り除き、時折病害虫にとりつかれた枝を見つけては、処置を施すことに没頭した。]

薔薇は赤い、スミレは青い、ピンクは優しい、そして君も…

[おおよそ、そんな意味の童謡を低い声で歌いながら。
誰かにしゃべりかけられれば、ゴキゲンで応対したことだろう。]

(38) 2014/04/14(Mon) 15:04:24

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