飲める!いくらでも飲んでやる![実際、酒は普段は飲まない。酒が入った菓子を食べるだけで肌が赤くなる程度に、弱い。それを知ってか知らずか――おそらく、知っていただろう。王子に浴びるほど飲まされたのは、此処に来てすぐのことだった。文字通り酔いつぶれたから、その時何が起きたかはほとんど覚えていない] おやつって……[はぁ、と溜息ひとつ。差し出した右手はそのままに、空いた手でフォークを口に運び鴨肉を頬張った] ガキ扱いにもほどがある… もらう、けど[手をさらにずい、と突き出した]