[どのような手段であったかはもう覚えていないけれど。視線の先の兎が、一息で物言わぬ塊に変わった。何が起きたかなんてすぐには理解できなかったけれどその兎に近寄り、迷いのない動作で処理をする私とそんな年も違わないような男の子がそれをした、とは一連の行動を見て理解できて] ひどい!! そのこ、わたしがおいかけてたのに![真っ当な思考が出来るなら、兎を追い回す方も大概酷いのだが、そんな自分を棚にあげて少年を責め立てた。少年にとっては理不尽も良い所だっただろう]