[赤紅の戦装束の裾を翻して前線へかけてゆくアイリを憐れむように見送る。>>26シメオンに従順な戦乙女。ちょっかいをかけようとした傭兵を容易く薙ぎ倒したという。ディーク自身は手は出さずに幾度か言葉を交わしてみたが、どこか食い違うような違和感を感じたのだった。少しばかり、額が疼く。]