は…? 何で、…
[ここは天井間際、天窓も無く、外に繋がっている場所も無い。
それなのに降り注ぐ、薄桃の花弁。
それらは一つ、また一つと舞い降り、汗ばむ額やタンクトップから窮屈そうに覗く豊満な胸の上へと張り付いた]
ちょ、何っ…!
[その数が徐々に増え、遂にはナネッテの身体を取り巻くように渦を巻く]
──── あっ!!
[不可思議な現象に心乱され、腕にかかっていた力が不意に抜けた。
落ちる、と思った直後、ナネッテの身体は薄桃の花弁に完全に埋め尽くされる。
刹那、薄桃の花弁はその密度を薄め、急激に数を減らしていき]